カラハツタケ

カラハツタケ

Lactarius torminosus (Schaeff. : Fr.) S. F. Gray

(ベニタケ科 チチタケ属)

 夏から秋にかけてカンバ類の林内地上に発生する。カラハツタケの名のとおり非常に強い辛味がある。人によっては、この辛味をぬいてから食用にするともいう。 ただ、その人によると2〜3か月は塩漬けにしなくてはならないらしい。

[特 徴]
 傘は初め中央のくぼんだまんじゅう形で縁部は内側にまきこむ。後には平らに開き、最後にはじょうご形となる。色は淡赤褐色から橙黄褐色で濃淡の同心円状の模様がある。 表面は綿毛状の軟らかい毛でおおわれる。ひだは淡黄色から淡肉色で並び方は密。柄に直生からやや垂生する。柄は傘とほぼ同色で中空。ひだや柄を傷つけると白色の乳液を出す。



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