サクラタケ

Mycena pura (Pers. : Fr.) Kummer

（キシメジ科　クヌギタケ属）

春から秋にかけて広葉樹や針葉樹の林内地上に発生する。分布はほとんど世界的で、そのためか各国のきのこ図鑑の写真や絵を見ると傘の色も変化に富んでいる。 以前には無毒とされ、食用になると考えられてきたが、最近の研究では毒きのこのベニテングタケと同じ毒成分（ムスカリン）を含む事が明らかとなった。 今のところ、このきのこで中毒したという例は聞いたことはないが、注意する必要はある。 ［特　徴］ 　傘は初め鐘形で後にはほとんど平らに開く。色は変化に富み、紫紅色、青紫色、ピンク色など。湿っている時は表面に条線がある。ひだも淡紅色や白色など変化に富み、 並び方は疎で柄に直生または上生する。ひだは互いに脈で連結する。柄は傘とほぼ同色で中空。

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