センボンイチメガサ

センボンイチメガサ

Kuehneromyces mutabilis (Schaeff. : Fr.) Sing. et A. H. Smith

(モエギタケ科 センボンイチメガサ属)

 春から秋にかけて各種広葉樹や針葉樹の切り株上や倒木上に群生する。ほとんど全世界で普通に見られるきのこで食用になる。しかし、 猛毒のコレラタケと肉眼的に区別できない場合があるのでやたらと食べたりしない方が良いかもしれない。両者の確実な区別点は、 胞子の形を顕微鏡で見るとセンボンイチメガサの胞子は表面には何の模様もないのに対して、ドクアジロガサの胞子は表面にイボ状の突起をもつことである。

[特 徴]
 傘は初め丸山形で後には平らに開く。色は黄褐色から茶褐色で、湿っている時には表面にぬめりがあり周辺部には放射状の条線がある。 このぬめりは乾くと失われ、条線も見られなくなる。ひだは柄に直生から上生し、並び方は密で傘とほぼ同色。柄にはややはっきりしないつばがあり、 それより上は淡褐色、下は黄褐色から暗褐色でごく細かいささくれ状の鱗片がついている。



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