カオリツムタケ

カオリツムタケ

Pholiota malicola (Kauffm.) A. H. Smith var. macropoda A. H. Smith et Hesler
(モエギタケ科 スギタケ属)

 夏から秋にかけて枯れた広葉樹や針葉樹の根元や埋もれ木などから群がって発生する。きのこには石けんのような臭いがあるといわれる。スイートコーンの様な臭いのこともあり,特にきのこが若いときにはこの臭いが顕著になる。有毒のきのこでもあり,過去にも中毒例が知られている。

[特 徴]
 傘は初め丸山形から中央部が高くなったまんじゅう形で後にはほぼ平らに開く。表面の色は淡黄褐色で中央部はさらに淡色,弱い粘性があり,きのこが成熟すると表面には褐色のしみが目立つようになる。ひだは初め黄色で胞子の成熟と共に褐色になり,柄にほぼ直生から上生する。柄は傘とほぼ同色で表面は繊維状,痕跡程度のつばがある。



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