ジンガサドクフウセンタケ

ジンガサドクフウセンタケ


(新称)
Cortinarius rubellus Cooke
(フウセンタケ科 フウセンタケ属)

 今まで日本では未記録であったフウセンタケ属の有毒きのこである。ヨーロッパや北アメリカでは致命的な毒きのこのひとつとして恐れられている。 幸いにも日本での中毒例は無いようだが、くれぐれも注意したい。現在までに発生が確認されているのは八ヶ岳と富士山の亜高山帯針葉樹林である。 このきのこの詳細な記載は、日本菌学会の英文誌「Mycoscience」の45巻に掲載される。

[特 徴]
 傘は初め釣鐘形で後には顕著な中高の平に開く。表面の色は橙褐色で中央部は茶褐色、表面は鱗片に密に覆われる。ひだはほぼ上生し、並び方はややあらく、 色は茶褐色。柄の根もとはややふくらみ、地色は傘とほぼ同色で、表面には淡黄色綿毛状の帯がある。



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