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★★ バラの魅力とは ★★

 数ある花の中で、バラほど古来よりとぎれることなく、世界中の人々に愛されてきた花はないでしょう。歴史的に見ても、特に、ヨーロッパでは、ローマ時代から例えばバラ戦争などいつの時代も重要な場面にはバラが登場していますし、人々は様々な行事や生活の中にバラを特別な意味合いを持たせて使ってきました。

 普段、当たり前のようにバラを見ていますが、バラの魅力とは何でしょうか。

 それはまず、品種の数が多いことでしょう。バラは、種間交配をしやすい植物であること、多くの原種のバラが存在したことから、多様な花色・花形・大きさ・模様の品種が作り出されました。この数の多さは、人々を飽きさせず、むしろ虜にさせるのでしょう。それは、以前日本にオランダからのチューリップの輸入の品種数が増えた時に、チューリップの消費が急激に増えたという例からもわかります。やはり、バラエティが大きいこと、つまり品種が多いというのは、人々の興味を引く重要な要素です。

 次に、バラは、ガーデンに限らず、鉢植、切花用と広い用途があり、生活の中で様々な場面、例えば公園、庭、ベランダ、室内にと利用できるということがあるでしょう。特に、近頃ブームのイングリッシュガーデンでは、バラがないととても寂しいガーデンになってしまいます。樹の形もつる性、シュラブ、ミニなどバラだけで立体的な花壇、つまりバラ園ができてしまいます。

 また、香りの良さもバラの大きな魅力です。最近の切花は香りの少ないものが多くなってきましたが、ガーデン用などでは香りの強い品種もあります。バラの香りは古くから香水の原料とされてきたことからもわかるように、数ある花の中では大半の人が好む良い香りでしょう。一つの花には、なんと600以上の成分が含まれているそうで、花の香りの中では最もポピュラーなバラの香りもとても複雑なものなんです。

 日本人は、花を目だけで楽しむ方が多いですが、ヨーロッパの人々は、まず香りを楽しむ方が多いようです。また、花や実(ローズヒップ)を薬用やアロマテラピーにも使われてきたのは、身体にも良い成分が含まれてるためで、まさに心にも体にも良い植物だと言えます。

 この項では、別掲の「バラの館」の続編として、いろんな魅力をもつバラと時代を反映してきたバラを紹介します。

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